テオドロス・ラリス

テオドロス・ラリス

1852–1909 · ギリシャ王国, オスマン帝国 · オリエンタリズム, アカデミック美術


ストーリー

ラリ・ブラザーズは19世紀を代表するギリシャ系商社のひとつで、ロンドンからボンベイまで手を広げていた。テオドロス・ラリスは、その家業を担う者として育てられた。1852年、キオス島から出た一族の子としてコンスタンティノープルに生まれ、地元とイギリスで学校教育を受けたあと、ロンドンとマンチェスターの支店で事務机に向かうことになる。1871年に父が亡くなった。1873年1月、彼はパリの国立美術学校に入学する。入ったのは、フランスで東方の主題を描いて最も成功していた画家ジャン=レオン・ジェロームの教室だった。

その後は生涯フランスを離れず、ジェロームの弟子のなかでも有力な一人になった。1875年からパリのサロンに、1879年からはロンドンのロイヤル・アカデミーに出品している。サロンを主催していたフランス芸術家協会は、1885年に佳作、1889年に銀メダルを与えた。描いたのは、多くが自分の出てきた世界である。正教会の堂内、ギリシャの民族衣装をまとった村の女たち、カイロの街角。カイロにはアトリエを構え、1891年から1904年まで冬をそこで過ごした。1885年8月には、ギリシャ北部の修道院半島アトス山に二週間滞在し、ビザンティン美術を写している。

1900年、フランスは彼にレジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエを授けた。1909年にスイスのローザンヌで没し、アテネ第一墓地に葬られた。フランス芸術家協会には、いまも彼の名を冠して毎年出される絵画賞のための基金を遺している。

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作品

18点の作品