
夏景色
作品情報
ストーリー
この小さな銅板は二枚一組の「夏」の側で、対になるのは同じ大きさの冬の風景です。こちらでは木々が葉を茂らせ、水面を鴨が泳ぎ、人々が舟遊びに出ています。買い手が自分の暮らしと重ね合わせられる、日々の営みに満ちたこうした風景画は、1615年頃のネーデルラントでよく売れました。
二枚は一度も離ればなれにならなかったようです。ファン・デン・ベルヘが仕事をしたゼーラントの町ミデルブルフのデ・ウィッテ・ファン・シッテルス家が所有し、のちにハーグの収集家アルノルデュス・アンドリース・デス・トンベの手に渡りました。彼の遺贈品は1903年にマウリッツハイス美術館に入り、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》も同じ遺贈によって美術館に来ました。
