
Kazimir Malevich · PD
シュプレマティスム構成
作品情報
ストーリー
1915年の暮れ、戦時下のペトログラードで、マレーヴィチは何も描かない絵を掲げた。色のついた四角形や帯が、白い地の上を斜めに漂うだけの画面である。彼はこれを「シュプレマティスム」、対象を超えた純粋な感覚の絵画と呼んだ。1916年のこの一枚でも、大小の幾何学的な形が、重さも上下もない宙で緊張し合っている。第一次世界大戦のただなかに、絵から物語も事物もいっさい消し去ろうとした試みだった。後年この作品は、オークションで絵画の最高値の一つを記録している。




