
GoldenArtists · CC-BY-4.0
幼子キリストの礼拝
作品情報
ストーリー
1495年ごろ、のちにフラ・バルトロメオとして知られる画家は、まだ徒弟修業を終えたばかりのフィレンツェの若い俗人だった。この板絵からは、当時のフィレンツェの工房がいかに気軽に素描を共有していたかがわかる。美術館によれば、彼は同僚ロレンツォ・ディ・クレディのカルトン、つまりクレディが同じ主題の円形画のために描いた原寸大の下絵をもとに構図を組んだ。その円形画は現在ニューヨークにある。若いバルトロメオはしばらくクレディの工房で独立した画家として働き、素描を自由に使えたらしい。もうひとつのモチーフは、さらに遠くから来ている。幼い洗礼者ヨハネを抱く天使は、おそらくレオナルド・ダ・ヴィンチの《岩窟の聖母》から借りたものだ。幼子キリストの礼拝は、フィレンツェで個人の祈りのための絵として好まれた主題で、円形画で描かれることも多かった。1辺1メートル近いこの正方形の板絵は、1815年にフィレンツェで購入された。




