
Hans Baldung Grien · PD
人生の諸段階と死
作品情報
ストーリー
ハンス・バルドゥング・グリーンは、ドイツ宗教改革のただなかで、美と死をひとつの画面に並べ続けた画家だ。この小さな板絵では、幼子から若い女、老婆へと連なる女性の一生が描かれ、その傍らに骸骨の姿をした死が砂時計をかざして立つ。若い女は鏡に見入り、老婆はその手を引き止めようとする。デューラーの工房で学んだ確かな描写が、肉の張りとやがて訪れる衰えを、同じ筆で容赦なく並べている。死の持つ砂時計の砂は、もう半ば落ちきっている。




