受胎告知と修道院長聖アントニウスおよび洗礼者聖ヨハネ

受胎告知と修道院長聖アントニウスおよび洗礼者聖ヨハネ


作品情報

アーティスト
フィリッポ・リッピ
制作年
1452
技法
テンペラ

ストーリー

受胎告知そのものは見慣れた場面で、大天使ガブリエルが聖母マリアの前にひざまずき、キリストを産むという知らせを告げている。珍しいのはリッピがそこに添えた顔ぶれだ。両脇に立つのは、ナザレのあの朝とは何のかかわりもない二人の聖人、エジプトの砂漠の隠者である聖アントニウスと、フィレンツェの守護聖人である洗礼者ヨハネである。彼らがそこにいるのは板絵を注文した者がそう望んだからで、両者を隔てる幾世紀もの時を越えて神秘を見守っている。リッピは1452年ごろにこれを描き、奥行きの浅い、丹念に測られた空間に出会いを据え、背後に塀で囲まれた庭、古い伝統が聖母の純潔のしるしと読んだ「閉ざされた庭」を置いた。

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