
Eugène Delacroix · PD
タイユブールの戦い、1242年7月21日
作品情報
ストーリー
1837年、フランス王ルイ・フィリップはヴェルサイユ宮殿に巨大な「戦闘の間」を開いた。そこには33点の大画面が並び、数百年にわたるフランスの戦史をたどっていた。1830年の革命で王位に就いた彼は、古い王宮を「フランスのあらゆる栄光」に捧げる美術館に変え、分裂した国をその過去すべてと和解させようとした。ドラクロワがこの回廊のために受けた注文はただ一点、この作品だけで、1837年に納めている。描かれているのは1242年のタイユブールの戦いで、シャラント川に架かる橋の上で、王ルイ九世、のちの聖ルイがイングランド王ヘンリー三世の軍を破った場面である。ドラクロワは年代記のような正確さを求めてはいない。彼が求めたのは激突のとどろきであり、橋の上に密集する馬と人、その中央で戦槌を振り上げる王の姿だった。




