
Pierre-Auguste Renoir · CC0
ナポリ湾
作品情報
ストーリー
1883年5月、スコットランドの製糖業者ジェームズ・ダンカンが、パリの画商デュラン=リュエルからこの絵を3,000フランで買いました。スコットランドの収集家が手に入れた最初の印象派の絵とされています。その直前の4月、デュラン=リュエルはルノワールの個展を開いており、この作品も並んでいました。画商が前年の5月に画家から700フランで仕入れたものです。描かれたのは1881年の秋、ルノワールがイタリアを旅していたときで、ナポリのムニチピオ広場近くの建物の上階の窓から港を見下ろしています。左下には、そのバルコニーの角も描き込まれています。朝の景色で、漁船の帆はまだ上げられておらず、奥ではヴェスヴィオ山が煙を吐いています。右下には「Renoir. 81」という署名と年記があります。




