
Francisco Goya · PD
盲目のギター弾き
作品情報
ストーリー
マドリードでは、印刷された歌の刷り物を売り歩いたのは盲人たちだった。彼らは売るものを自分で歌った。事件、犯罪、醜聞を、簡単な詩句に仕立ててギターに乗せるのである。この画面の中心にいるのがその一人で、手を引く少年がすぐ脇に付いている。取り巻く聴き手の様子は、退屈しきった顔から引き込まれた顔まで幅がある。ゴヤがこの下絵を納めたのは1778年4月27日。同じ年の10月26日、王立製織所は、指示した箇所を直して仕上げるようにと言って下絵を送り返してきた。構図が織るには込み入りすぎていたのである。織り上がった壁掛けはエル・パルド宮の皇太子夫妻の寝室に掛ける予定だったが、最後は控えの間に収まった。




