
磔刑
作品情報
ストーリー
このカルワリオの丘には、画家と同じ時代の人々がひしめいている。十字架の足もとには甲冑や縞模様のタイツ姿の兵士が集まり、二人の男が赤い衣の上にかがみ込む。キリストの衣を分け合ったという福音書の兵士たちを思わせる場面だ。青いマントの聖母は気を失って崩れ落ちている。十字架の根もとには頭蓋骨がある。ゴルゴタとは「されこうべの場所」という意味だからだ。背後には水辺と舟、遠くの町へと広い風景が開ける。この板絵は1503年の作。ミラノは1499年からフランス王ルイ12世の支配下にあり、ルドヴィーコ・スフォルツァ公は追われ、レオナルド・ダ・ヴィンチも町を去っていた。アンドレア・ソラーリオはその地で仕事を続けていた。どのようにしてルーヴルに来たのかはわかっていない。収蔵されたのは1842年から1845年のあいだである。




