
ジャック・ラ・ボリーナの娘
作品情報
ストーリー
題名にあるのは父親の筆名で、描かれているのは娘のルチーア・ヴェッキである。父アウグスト・ヴェッキは海軍士官で、ジャック・ラ・ボリーナの名で船と海について書き、1888年には絵の題になる程度には知られていた。少女はよそ行きの服で影のなかに立ち、背後にはリヴォルノの南、カスティリョンチェッロあたりの明るい海岸が広がる。1860年代からイタリアの画家たちが戸外制作に通った場所である。コルコスは29歳、パリでの数年を終えてトスカーナに戻ったばかりだった。子どもの肖像としては大きく、139×105センチ。右下に V. CORCOS 88 と署名がある。
