
二人の天使に支えられた死せるキリスト
作品情報
ストーリー
祭壇の前に立つ人は、まず幼子を抱く聖母を見て、それから視線を上げ、このアーチ形の板に、同じ体が死んだ姿を見ることになりました。クリヴェッリは1470年代の前半、フェルモに近い丘の町モンテフィオーレ・デッラーゾのフランシスコ会聖堂のために多翼祭壇画を描き、この板はその最上部に置かれていたのです。亡骸を支える二人の天使は、自分たちもまだ子どもで、ふっくらとした頬を赤く染めています。ひとりはキリストの頭に自分の頭を寄せ、もうひとりはその顔をのぞき込みます。それと対照的に、灰色にやつれた死者の顔、茨の冠、手の釘の傷、脇腹の傷が、金細工師のような正確さで描かれています。祭壇画はナポレオン時代に解体されました。この部分は1858年にローマの個人コレクションで見つかり、翌年ナショナル・ギャラリーが購入しました。




