
Raphael, The Deposition, 1507. Wikimedia Commons. · PD
十字架降下
作品情報
ストーリー
1500年、ペルージャの名門バリオーニ家は、身内どうしの惨劇に見舞われた。婚礼の夜に一族が殺し合い、アタランタ・バリオーニは息子グリフォネットを失う。その母の依頼で、ラファエロは殺された息子を悼む祭壇画を引き受けた。主題はキリストの埋葬である。息を引き取ったキリストの遺体が、墓へと運ばれていく。担ぎ手の若者は歯を食いしばり、画面の右手では気を失いかけた聖母を女たちが支えている。子に先立たれた母の悲しみが、そのまま画面に置かれている。ミケランジェロの人体表現を強く意識したこの作品に、ラファエロは「ラファエロ・ウルビナス 1507」と署名を残した。




