
Rembrandt, The Descent from the Cross, 1633. Wikimedia Commons. · PD
十字架降下
作品情報
ストーリー
レンブラントは十字架降下を夜のただ中に置いた。キリストの亡骸が一つの灯りのもとで下ろされ、数人の男がその重みに耐えて身をこわばらせ、闇が残りのすべてを呑み込んでいく。1630年代の初め、三十歳にも満たず、アムステルダムに移ったばかりの画家は、オランダ共和国の事実上の統治者オラニエ公フレデリック・ヘンドリックから、キリスト受難の連作を任された。世に出るきっかけになりうる、名誉ある注文だった。梯子から亡骸を支える男に、レンブラントは自分自身の顔を与えている。この板絵は彼の《十字架昇架》と対をなす。




