
Sandro Botticelli · PD
ホロフェルネスの遺体の発見
作品情報
ストーリー
これは「ユディトのベトゥリアへの帰還」と対をなすもう1枚の小さな板絵で、物語の裏側を見せている。アッシリア軍の陣営で、天幕を開けた兵士たちが将軍ホロフェルネスの首のない遺体を見つけて騒然とする瞬間だ。寝台に投げ出された胴体、駆け寄る兵士、身をよじって天を仰ぐ人物。前夜、敵陣に忍び込んだ一人の女に指揮官を奪われたと知った混乱が、狭い画面にひしめいている。ボッティチェリはまだ20代半ばで、師フィリッポ・リッピのもとで学んだ繊細な描線がよく残っている。ユディトの姿はここには描かれず、彼女がもたらした結果だけが横たわっている。





