
最初の平手打ち
作品情報
ストーリー
題に使われた言葉は、その後で意味が変わってしまいました。描かれた1908年ごろのギリシャ語で、バツォスは顔への平手打ちのこと。題が告げているのはその最初の一発です。今のギリシャの人が同じ語を聞けば、まず警官を指す俗語として受け取ります。そちらの意味が付いたのは、ずっとあとのことです。
ラリスが描いたのは、その直後の一分間です。部屋は村の台所で、椅子が倒れ、食器が割れています。あとは散らかり方から読み取るしかありません。サロンで地位を築いた画家たちは、一目で筋が追える物語を求める買い手のために、こうした小さな家庭の場面を供給していました。これはその中でもごく小さく、油彩・キャンバスで縦46センチ、横27センチ。美術館は1908年から1909年ごろとしています。




