噴水
作品情報
ストーリー
モンティセリが生まれた1824年のマルセイユは、慢性的な水不足の町だった。市民ひとりが使える水は一日あたりおよそ一リットル、1834年のコレラでは3000人以上が亡くなっている。1839年に着工した水路がデュランス川の水を約80キロ運び、最初の水が町に届いたのは1849年11月19日、彼は25歳だった。その水が出てくる場所が、街なかの噴水だった。この板に描かれたものに飾りの要素はない。壁を背にした石の水盤が濃い影のなかにあり、縁のそばの小さな人物たちは背後の石とほとんど同じ黄土色をしている。署名は左下、いちばん暗いところに置かれている。



