
Jean-Baptiste Camille Corot · PD
一日の四つの時:夜
作品情報
ストーリー
1858年、コローは友人の画家ドカンから、フォンテーヌブローの自宅アトリエを飾る板絵を頼まれた。朝、昼、夕、そして夜の四枚である。ドカンを驚かせたのはその速さで、コローは四枚をわずか一週間で仕上げてしまった。これはその最後にあたる一枚で、夜の情景そのものがコローには数少ない。犬を連れた人影がひとつ、暗くなった道を家のほうへたどっていく。東方趣味の絵で名を上げたドカンは、この装飾を受け取った二年後の1860年、フォンテーヌブローで落馬し、その怪我がもとで亡くなった。四枚は散らばることなく伝わり、コローが手がけた装飾連作のうち、まとまった形で残る最大のものになっている。ロンドンのナショナル・ギャラリーが四枚そろえて購入したのは2014年のことだった。




