
Paul Cézanne · PD
フランソワ・ゾラのダム
作品情報
ストーリー
この風景画は、カーディフに落ち着くまでに多くの人の手を渡ってきた。記録に残る最初の持ち主はパリの画材商タンギー爺さんで、1883年の夏にはポール・ゴーギャンが手に入れている。ゴーギャンはこの絵を妻の故郷コペンハーゲンへ持って行き、1889年にはその地の展覧会に貸し出し、扇の下絵としてグワッシュで写しも描いた。1899年には画商アンブロワーズ・ヴォラールの店に入り、いくつかのコレクションを経て、1918年にウェールズの収集家グウェンドリン・デイヴィスが買い取った。「フランソワ・ゾラのダム」という題が付いたのは1914年、パリのベルネーム=ジュンヌ画廊での展示のときで、エミール・ゾラの父がエクス近郊に設計したダムにちなむ。けれども画面にダムは見当たらず、セザンヌのカタログ・レゾネは、マルセイユの西の港町レスタックから望んだマルセイユヴェールの山並みだと特定している。




