
Hieronymus Bosch or workshop · PD
干し草車の三連祭壇画
作品情報
ストーリー
ボスのこの三翼画は、当時ネーデルラントで知られたことわざを絵にしている。世界は一台の干し草の車のようなもので、だれもが我先にとその一握りをつかもうとする、という戒めだ。中央では、巨大な干し草の山を、教皇や皇帝から農民まであらゆる身分の人々が追いかけ、奪いあい、車輪の下敷きになる者さえいる。荷車を引くのは、人の姿をした悪魔たちである。左の翼にはアダムとエヴァの堕落が、右の翼には燃えあがる地獄が描かれ、車列はそのまま右へ、地獄へと向かっていく。山の頂では、若い恋人たちが浮かれ、足もとの狂騒にまるで気づいていない。




