幸福な家族

幸福な家族


作品情報

アーティスト
ル・ナン兄弟
制作年
1642
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
61 × 78 cm

ストーリー

グラスを掲げた父親は笑顔ですが、周りの子どもたちは真顔のままです。1933年、ベルギーの美術史家ポール・フィーレンスはこの絵を、フランドルの画家ヤーコブ・ヨルダーンスの賑やかな農民の宴と並べて論じました。父親は宴の王のように飲もうとしているが、その陽気さは軽やかで、子どもたちは年に似合わぬ真剣さを保っている、と。ルーヴル美術館の解説はむしろさらに北、ハールレムのフランス・ハルスやヤン・ミーンセ・モレナールの場面に近いとみています。食卓のパンはとりわけ丁寧に描かれ、皮に光がとらえられています。美術館は作者をル・ナン兄弟とまとめて記しつつ、兄ルイの直接の影響のもとでマチューが描いたという見方に傾いています。隅に寝そべる、耳に黒い斑のある小さな白猫は、同じ兄弟によるルーヴルの『農民の家族』にも、鍋の陰に隠れた姿で再び登場します。

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