
Bronzino · PD
幼い洗礼者ヨハネのいる聖家族(ストロガノフの聖母)
作品情報
ストーリー
1541年ごろ、ブロンズィーノはフィレンツェのメディチ宮廷お抱えの肖像画家で、コジモ一世公に仕えていた。そのエナメルのように滑らかな画面の技量が、この《聖家族》の全体に及んでいる。聖母のねじれた姿勢は、当時フィレンツェにあったミケランジェロの《ドーニ家の聖家族》からほぼそのまま採られている。町の野心ある画家が皆それを手本に競った作品だ。ブロンズィーノは右手の石に「フィレンツェのブロンズィーノ」と署名した。絵の通称は別の由来をもつ。19世紀初め、この絵はサンクトペテルブルクのストロガノフ伯爵の大コレクションに入り、今も「ストロガノフの聖母」と呼ばれる。1932年、モスクワのプーシキン美術館に収められた。のちの赤外線調査は、彼が制作中に子どもたちの手や聖母の足を描き直すなど、多くを変えたことを明らかにした。




