
聖ユリアヌスの歓待
作品情報
ストーリー
聖ユリアヌスの伝説は厳しい話です。狩っていた牡鹿が振り返り、いつか父と母を殺すことになると告げたため、彼は遠くへ移り住みます。何年も後、両親が留守の家を訪ね、妻が自分の寝台を譲りました。帰宅したユリアヌスは寝台の二人を見て、二人とも殺してしまいます。その後に妻と川のほとりに建てた巡礼宿と、そこで出していた渡し舟が、彼の償いでした。
アッローリが描いたのはその償いのほうです。ユリアヌスは巡礼が舟から降りて岸を上がるのを助けています。高さ二メートル半を超えるこの絵をメディチ家は手元に置き、画家の死から30年以上たった1653年、大公家の工房でピエール・ルフェーヴルが同じ構図をそのまま綴織に織り直しました。

