山羊アマルテイアに養われる幼いユピテル

山羊アマルテイアに養われる幼いユピテル


作品情報

制作年
1632
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
147 × 203 cm

ストーリー

題材はオウィディウスの『祭暦』、ローマの祭日をうたった詩から取られています。わが子に王位を奪われると告げられたサトゥルヌスは、生まれた子を次々に呑み込んでいました。そこで母は幼いユピテルをクレタ島のイダ山に隠し、ニンフのアドラステイアが山羊アマルテイアの乳で育てます。腹をすかせた赤ん坊の泣き声で、父に居場所を知られないようにするためでした。ヨルダーンスの画面では、ニンフが山羊の乳をしぼり、子どもは哺乳瓶を手にしています。ルーヴルはこの作品を1630年代のはじめに位置づけています。少し後、同じアントウェルペンで活動した版画家スヘルテ・ボルスウェルトが、いくらか手を加えて版画にしました。この版画から、カンヴァスの上の部分が切り詰められたことがわかります。だから今では、サテュロスのしぐさが分かりにくいのです。彼は子どもの気をそらそうと枝を振っていますが、版画では枝の代わりにタンバリンを鳴らしています。絵はイギリスのいくつものコレクションを経て、1817年にルイ18世のために購入されました。その2年前、ルーヴルはナポレオン軍がパリへ運んだ作品を、連合国に返還させられていました。

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