
Giorgione · PD
ソロモンの審判
作品情報
ストーリー
ヴェネツィア絵画に詩情をもたらした画家ジョルジョーネの、ごく初期の小さな板絵とされる。旧約聖書の名高い裁きの場面、すなわち一人の赤子をめぐって二人の女が争い、賢王ソロモンが真の母を見抜く逸話を描く。もっとも人物は小さく、画面の多くは木立や水辺の広がる風景に譲られている。物語よりも、そこに漂う静かな空気こそがジョルジョーネらしい。ただしこの作品を若き日の彼の手とみるかどうかは、専門家のあいだで意見が分かれてきた。ウフィツィには、対をなす『モーセの試練』も並んで伝わっている。




