
ソロモンの審判
作品情報
ストーリー
ソロモン王の前に二人の女がいて、どちらも同じ赤ん坊を自分の子だと言い張っています。もう一人の赤ん坊は夜のうちに死に、生きている子は兵士に抱えられ、王の命令ひとつで二つに裂かれようとしています。本当の母親は、やめてほしい、それならあの女に渡してくれと懇願した方です。列王記では、ソロモンはそこで、生きている子をこの女に与えよ、この女が母親である、と告げます。ヴァランタンが描くのはその瞬間で、床には死んだ赤ん坊が横たわっています。
これだけの人物をわかりやすく見せるため、彼はラファエロとその工房がヴァチカンのロッジアに描いた同じ場面の構成を借りました。この絵は長いあいだ、同じ画家による、スザンナの潔白が明かされる《ダニエルの審判》と対にして飾られていました。同じ大きさで、これもルーヴルにあり、聖書の二つの正しい裁きが並んでいたわけです。数年の間隔を置いて同じ愛好家のために描かれた本当の対作品だと考える研究者もいます。ほぼ同じ大きさの別ヴァージョンがローマのバルベリーニ宮にあります。




