
王様が飲む
作品情報
ストーリー
1787年、アムステルダムの画商フーケがオランダでこの絵をルイ16世のために買い付けました。おそらく、かつての所有者だった画商フィゾーの一族からです。それから六年後、フランスに国王はいなくなります。1793年1月にルイ16世は処刑され、同じ年の8月にルーヴルが公共の美術館として開館したとき、この絵は「フランドルの家族の食事」という飾り気のない題で展示されました。けれども描かれているのは王です。公現祭の夜、ケーキに焼き込まれた豆を引き当てた人が、その晩だけ王になりました。ヨルダーンスはこの主題を六回以上描いています。1638年から1640年ごろのこの作品では、冠をかぶった老人が画面のいちばん左で杯を口に運び、その上から少年がさらにワインを注ぎ、卓の奥からは鈴付きの帽子をかぶった道化がこちらをうかがっています。




