
大市場
作品情報
ストーリー
この画布は幅が4メートルを超える。祭壇画ほどの大きさで描かれた市場の情景だ。ヤコポ・バッサーノがこれを描いたのは1580年から1585年ごろ、長い画業の晩年で、すでに息子たちと一家の工房を切り盛りしていた時期である。
1580年は、カルロ・エマヌエーレ1世が18歳でサヴォイア公となった年でもある。彼はトリノから国を治めた。父がその17年前に首都をシャンベリからトリノへ移していたのだ。彼の宮廷ではヴェネツィア派の絵画が好まれ、サバウダ美術館は、ヤコポ・バッサーノとその息子たちの絵をトリノにもたらしたのは彼だとしている。
市場の場面はよく売れ、バッサーノの工房は一点にとどまらず描いた。トリノではこの画布は《大市場》と呼ばれ、同じ美術館には、ヤコポの息子レアンドロによるもっと小さな市場の絵もある。その絵には下のほうの石に「LEANDER BASSANO」と署名がある。




