
Vincent van Gogh · PD
アニエールのセーヌ川の洗濯船
作品情報
ストーリー
19世紀のパリでは、セーヌ川に浮かぶ「洗濯船」がまだ暮らしの一部でした。1880年の時点でも、パリ周辺の川には64隻が残り、そのうち23隻は市内にありました。洗濯婦たちは水面すれすれの低い回廊に場所を借り、川の流れで洗濯物をすすぎました。上の階は四方から風が通る造りで、濡れた布を広げて乾かす干し場になっていました。この船の持ち主はルブルトンという人物で、船はアニエールのクリシー橋の近くにつながれていました。ファン・ゴッホがこれを描いたのは1887年の夏で、便箋一枚ほどの小さなカンヴァスです。その二年前には、同じ川筋で制作していた画家ポール・シニャックが、まったく同じ洗濯船を描いています。




