小さな雄弁家 エイスコー・ブーシェレットの子どもたち

小さな雄弁家 エイスコー・ブーシェレットの子どもたち


作品情報

アーティスト
トマス・ローレンス
制作年
1800
技法
カンヴァスに油彩
種類
絵画
寸法
195 × 146 cm

ストーリー

ローレンスが1800年にロイヤル・アカデミーに出品したとき、カタログはこの絵を「小さな雄弁家」と題し、子どもたちの父で国会議員のエイスコー・ブーシェレットの名を記していた。雄弁家とは赤い服の男の子、当時八歳ほどの息子エイスコーで、そのまわりに三人の姉妹、長女エミリア、ジュリアナ、そして二歳か三歳のマリアがいる。母エミリー・クロカットはロンドンの金融家ジョン・ジュリアス・アンガースタインの継娘で、この縁が1世紀にわたる取り違えを生んだ。1890年代には、この絵は、ローレンスが何年も後に描いて1808年に展示し、いまはベルリンにある別のアンガースタイン家の子どもたちの肖像と混同されていた。

その誤った名のまま、1893年にロンドンの画商のもとに現れ、ルーヴルの学芸員ポール・ルプリウールがわざわざ海峡を渡って見に行った。彼は大いに乗り気で帰ってきたが、購入には至らなかった。絵はその後もイギリスの所有者のもとにとどまり、1967年にサザビーズで、なおアンガースタイン家の子どもたちとして売られた。最後の個人所有者はパリに住んでいたボリビアの錫王アンテノール・パティーニョである。1975年、絵が国外に出るためフランスの税関を通ったとき、ルーヴル友の会が彼から買い取り、美術館に贈った。

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