
動物園
作品情報
ストーリー
この手すりの上に集う動物たちは、四つの大陸からやって来ています。アムステルダム国立美術館によれば、中央アメリカのリスザル二匹、オーストラリアの白いキバタン二羽、アフリカのヨウム、インドネシアのムラサキガシラインコが、ほかの観賞用の鳥たちとともに、彫刻の施された庭園用の壺と東洋の絨毯のまわりに集まっています。1690年頃、こうした生き物は交易船に乗ってオランダ共和国に届き、ごく裕福な人々だけが飼うことができました。
メルキオール・デ・ホンデコーテルがこの絵を描いたのは、ウィレム3世の田園の宮殿ヘット・ローのためでした。ウィレムは共和国の総督であり、このころにはイングランド王も兼ねていました。絵は王の私室の扉の上に掛けられていました。1795年に最後の総督ウィレム5世がイングランドへ逃れると、オラニエ家の絵画は新しいバタヴィア共和国に接収され、この作品もそうして国の所蔵品となりました。




