
ミルク売りの娘
作品情報
ストーリー
この牛乳売りの娘のモデルは、ルーヴルによれば、グルーズが1759年に結婚したアンヌ=ガブリエル・バビュティです。娘はラバの首にもたれかかっていますが、ラバは頭と、背に積んだ籠の端しか見えません。同じ展示室には、やはり楕円形の《壊れた甕》が掛かっていて、二点は対作品のように見えます。けれども美術館はこれを「偽の対作品」と呼んでいます。来歴がまったく違うからです。《壊れた甕》はルイ15世の寵姫デュ・バリー夫人の別邸ルーヴシエンヌにあり、革命後に国家の所有となりました。一方こちらは1803年にパリの競売にかけられ、1821年に銀行家一族のジェームス・ド・ロチルド男爵が購入し、1899年に娘シャルロットの遺贈でルーヴルに入りました。《壊れた甕》より一世紀ほど遅れての到着です。




