聖フランシスコ・ザビエルの奇跡、モデッロ

Peter Paul Rubens · PD

聖フランシスコ・ザビエルの奇跡、モデッロ


作品情報

制作年
1616
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
104.5 × 72.5 cm

ストーリー

1617年ごろ、アントウェルペンのイエズス会は壮麗な新しい聖堂を建てており、その祭壇画を町でもっとも売れっ子の画家ルーベンスに託した。これはその祭壇画の下絵にあたる小さな油彩で、工房が四メートル近くまで拡大する前に、ルーベンス自身が一気に描き上げたものだ。描かれているのは、インドや日本で布教した宣教師フランシスコ・ザビエルが奇跡を行う場面である。異教の偶像が柱から崩れ落ち、病人が身を起こし、左手では溺れた子どもが運び込まれる。ひとつ、時期の妙がある。ルーベンスがこの場面を描いたとき、ザビエルはまだ聖人ではなかった。列聖は1622年、これらの絵がすでに彼の列聖を後押ししていた頃のことだった。素早く軽やかな筆づかいのなかに、ルーベンスその人の手が見てとれる。

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