
Parmigianino · PD
聖カタリナの神秘の結婚
作品情報
ストーリー
1527年、カール五世の軍隊がローマを略奪しました。荒れ果てた都市から逃れた人々の中に、まだ二十代半ばの若きパルミジャニーノもいました。この小さな板絵は、その直後にボローニャで描かれたと考えられています。ここに描かれているのは、場面というより一つの幻視です。アレクサンドリアの聖カタリナが幼子キリストから指輪を受け取る、その信仰を封じる「神秘の結婚」の情景です。パルミジャニーノは、青い石をはめた金の指輪を画面のちょうど中央に置きました。聖女のかたわらには、彼女を責めさいなんだ刑具である歯車がのぞいています。画家はコレッジョが同じ主題を描いた作品を知っていましたが、ここでは人物が引き伸ばされ、いっそう優美で技巧的になり、夢のような光に包まれています。ロンドンのナショナル・ギャラリーは1974年にこの作品を収めました。




