
Henri Matisse · PD
ピンクのアトリエ
作品情報
ストーリー
緑のついたてに掛けられた大きな柄物の布は、スペインの織物です。マティスは1910年から1911年にかけての冬にスペインを旅し、1911年の初め、パリ近郊イシー=レ=ムリノーの自宅に戻ると、庭に建てたアトリエを描きました。ついたての前の小さな腰掛けに置かれた水差しも、セビーリャの陶器の町トリアナから持ち帰ったものです。まわりには彼自身の作品が並んでいます。左上の壁には「豪奢II」、台の上には黒っぽいブロンズ像「装飾的な人物像」、右端には額縁に切り取られるように「ダンス」の一部が見えます。モスクワの実業家セルゲイ・シチューキンは1912年にこの絵を買い、邸宅の二階にある窓のない衣装部屋に掛けました。その部屋には天窓から光が差していました。1948年からはプーシキン美術館の所蔵です。




