
Peter Paul Rubens · PD
キリストの復活
作品情報
ストーリー
ルーベンスはこの三連祭壇画を、1611年から1612年にかけてアントワープ大聖堂のなかで直接描いた。場所は友人の墓のちょうど上にあたる。ヤン・モレトゥスはプランタン印刷所を営んでいた。カトリック世界全体に向けて聖書や学術書を送り出した、アントワープ屈指の印刷工房である。彼が世を去ると、未亡人マルティナ・プランタンがこの記念の祭壇画を注文した。両翼には夫妻の名の守護聖人である洗礼者ヨハネと聖マルティナが、中央の板には墓から歩み出る復活のキリストと、その光にたじろぐ番兵たちが描かれている。両面に絵を施した開閉式のこの形式は、当時すでに古風なものだった。板絵は同じ場所に400年あまり立ちつづけ、2026年に修復へと送られた。




