ハガルの帰還

ハガルの帰還


作品情報

制作年
1637
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
124 × 99.5 cm

ストーリー

絵画の中のハガルは、たいてい去っていく。画家たちが好んだのは『創世記』のうち、アブラハムがエジプト人の女奴隷ハガルを息子とともに荒れ野へ送り出す場面だった。ここに描かれているのは、それより前の、ずっと珍しい話である。アブラハムの子を身ごもったハガルは、妻サラの嫉妬から逃げ出したが、荒れ野の泉のほとりで天使に見つけられ、戻るように告げられた。ピエトロ・ダ・コルトーナはその帰還を1637年頃に描いた。赤い衣のアブラハムが彼女を迎え、二人の女のあいだを取り持つように立つ。左には天使、家の戸口にはサラがいる。美術館は重たい衣の襞にラファエロとアンニーバレ・カラッチの影響を見ているが、コルトーナの人物たちはより大きく動いている。1713年にはフィレンツェのフェルディナンド・デ・メディチ大公子の財産目録に記され、1783年から1792年のあいだにウィーンへ移った。当時のトスカーナを治めていたのは、ハプスブルク家の大公たちだった。

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