
乗馬学校
作品情報
ストーリー
1658年、クロムウェルの支配を逃れてアントウェルペンに亡命していたイングランドの王党派ウィリアム・キャヴェンディッシュが、馬の調教について豪華な本を出版した。当時のネーデルラントでは、馬をうまく扱えることは紳士のたしなみとされており、ワウウェルマンの《乗馬学校》もそうした調教された馬と馬丁と乗り手の世界から生まれた一枚である。オランダ語の題名「デ・ライスコール」は日本語の題よりも意味が広い。動詞「ライデン」は馬に乗ることも馬車を走らせることも指すため、英語ではこの絵が馬車の御者の学校として登録されることもある。画面の左下には「PHILS.W」の署名がある。1795年、フランス軍は総督の絵画を没収してパリへ送り、この絵がハーグに戻ったのはナポレオン失脚後の1815年だった。現在はマウリッツハイス美術館の所蔵で、バイテンホフに面したウィレム5世ギャラリーに掛けられている。




