
小さな最後の晩餐
作品情報
ストーリー
すぐ近くに掛かる大きな祭壇画の《最後の晩餐》を、ずっと小さなカンヴァスに、いくらか変えて描き直した作品です。シャンパーニュが何のためにこれを描いたのかは、いまも議論が分かれています。画家の専門家ニコラ・サント・ファール・ガルノは、大作の仕上がりを示すために描かれた完成見本、モデッロだと見ています。一方、同じくシャンパーニュ研究者のロレンツォ・ペリコロは、控えめな大きさと来歴から、自分のための一枚を望んだ個人の注文主を考えます。ルーヴルはペリコロの説に傾いており、そのため制作を1652年より前としています。たどれる来歴は、王族の一員コンティ公のコレクションに始まります。1777年のコンティ家の売り立てでルイ16世のために購入され、1785年にはルーヴルにありました。美術館の開館からまもなく、リュクサンブール宮殿の元老院に寄託され、1871年までそこに留まります。ルーヴルはその質の高さから、シャンパーニュ本人の作という帰属を保っています。




