
Pierre-Auguste Renoir · PD
小さな桟敷席
作品情報
ストーリー
1870年代のパリでは、桟敷席は舞台を見る場所であると同時に、平土間から見られる場所でもありました。1874年4月、ルノワールはまさにその情景を描いた大きな画布を第1回印象派展に出します。会場は、写真家ナダールがカピュシーヌ大通りに構えていた旧アトリエでした。桟敷の男女を演じたのは弟のエドモンとモデルのニニ・ロペスで、実際の劇場ではなくアトリエで組まれた場面です。この主題はその数か月のあいだ繰り返し手がけられ、27×21センチほどの小さな画布も生まれました。今はスイスのバーデンにある邸宅に掛かっています。1900年ごろに建てられたこの家の主、シドニーとジェニー・ブラウン夫妻は1908年からパリで印象派を買い集め、ルノワールだけで22点を持つに至りました。




