
Vincent van Gogh, The Sower III (version 2), 1888. Wikimedia Commons. · PD
種まく人 III(バージョン2)
作品情報
ストーリー
この構図には大小二点のカンヴァスがあります。小さいほう、つまり目の前のこの絵は、長いあいだ大作のための習作と考えられてきましたが、技術調査によって大作のあとに描かれたことがわかりました。どちらも1888年11月、アルルで描かれています。種をまく農夫は、独学を始めた頃からミレーの版画を写して描き続けてきた主題でした。弟テオへの手紙では、色をひとつひとつ挙げています。太陽には巨大なレモンイエローの円盤、空は黄緑で桃色の雲、畑は紫、種まく人と木はプルシアンブルー。太陽は男の頭のすぐ後ろに低く置かれ、光輪のように見えます。この時期ゴーガンが黄色い家に同居していて、目の前の風景よりも記憶から描くようにとゴッホをうながしていました。




