カプラローラのファルネーゼ宮の螺旋階段

カプラローラのファルネーゼ宮の螺旋階段


作品情報

アーティスト
ユベール・ロベール
制作年
1764
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
25 × 34 cm

ストーリー

1760年代のローマにいた若いフランス人画家は、壮大な建築を必ずしも頭の中でこしらえる必要はありませんでした。ローマの北およそ50キロのカプラローラには、ファルネーゼ家の五角形の宮殿があり、その中には16世紀にヴィニョーラが設計した螺旋階段が、対になった石の柱をめぐって三層分のぼっています。ユベール・ロベールは1764年、長いイタリア滞在の終わりごろにこの階段を描きました。カンヴァスは縦25センチ、横34センチほどです。彼は段の上を日々の暮らしで満たしました。左では赤ん坊を抱いた女性が降りてきて、青い服の男が赤い布の掛かった手すりから身を乗り出し、上の踊り場からは顔がずらりと並んでこちらを見下ろしています。こうした小さな絵はパリでよく売れました。この一枚は1773年から1779年までの六年間に三度競売にかけられ、当時パリ屈指の収集家だった財務官ランドン・ド・ボワセの手も経ています。

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