
ダヴィデとゴリアテの物語
作品情報
ストーリー
1450年前後のフィレンツェでは、巨人を倒した羊飼いの少年ダビデが、ほとんど町の英雄だった。小さな共和国は、強大な隣国に立ち向かう自分たちの姿を彼に重ねていた。ペゼッリーノはこの物語の全体を一枚の細長い板に描き、風景を縫う小川に沿って、左から右へと読ませる。桃色の服のダビデは、まず羊の群れを見守り、次に川で石を選び、それからサウル王の前に立って鎧を断る。戦いのただ中では投石器で鎧の巨人に狙いを定め、手前ではゴリアテがうつ伏せに倒れ、少年がその剣を抜いて首をはねようとしている。兵士たちの間にはメディチ家ゆかりの紋章が見え、そのためこの板絵は同家の婚礼のために注文されたと考えられている。
