
Sandro Botticelli, The Story of Lucretia, 1500. Wikimedia Commons. · PD
ルクレティアの物語
作品情報
ストーリー
1500年前後のフィレンツェで、ボッティチェッリは共和国の建国神話を一枚の板に描いた。主題は古代ローマの貞女ルクレティア。王の息子に辱められた彼女は、家族の前で無実を訴えて自ら命を絶ち、その死が人々を怒らせ、王政を倒して共和政を生んだと伝えられる。画面は舞台のように三つの場面に分かれ、中央の広場ではルクレティアの遺体を掲げて市民が蜂起する。これはもともと部屋の羽目板を飾る横長の装飾画で、暴君への抵抗という主題は、修道士サヴォナローラ以後の揺れるフィレンツェによく響いた。




