聖アントニウスの誘惑(ヒエロニムス・ボスに倣う)

Follower of Hieronymus Bosch · PD

聖アントニウスの誘惑(ヒエロニムス・ボスに倣う)


作品情報

アーティスト
ヒエロニムス・ボス
制作年
1550
技法
油彩・板
種類
絵画
寸法
40 × 26.5 cm

ストーリー

ヒエロニムス・ボスは1516年に世を去り、この絵の物語はおおよそそこから始まる。祈ろうとする砂漠の隠者を悪魔たちが取り囲む、彼が描いた聖アントニウスの幻視は、ネーデルラント絵画でもっとも称賛され、もっとも多く模写された着想のひとつになっていた。真の原作は、いまリスボンにある三連祭壇画だ。このベルリンの板絵はそれに倣った後年の作で、1550年ごろ、ボス本人ではなく追随者の手で描かれた。アントニウスは、次々と異形の生き物を生み出す風景のなかにひざまずく。地平線には火が上がり、半ば獣で半ば機械のような姿があちこちにいる。罪と誘惑の図像を渇望した世紀の産物であり、模写者たちがボスの怪物を広く出回らせていた時代のもので、このベルリンの板絵は今に伝わる二十点ほどの同主題のうちの一枚である。

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