
Giorgione · PD
モーセの火の試練
作品情報
ストーリー
これは1505年ごろ、若きヴェネツィアの画家ジョルジョーネが世に知られ始めたばかりの、ごく初期の作品である。場面は聖書ではなく、中世ユダヤの伝説による。幼いモーセがファラオの冠を払い落としたため、恐れを抱いたファラオが子どもを試したという話だ。金貨をのせた皿と、燃える炭をのせた皿が差し出され、モーセは炭をつかんで舌を焼く。これが後年の彼の口の重さを説明するのだという。ジョルジョーネは広々とした風景を人物と同じだけ大切に描いている。この板絵は『ソロモンの審判』と対をなし、二点は1795年にウフィツィへ入ったが、当時はジョヴァンニ・ベリーニの作とされていた。




