
三美神
作品情報
ストーリー
右下の署名のわきには「二年」という日付があります。フランス革命期に定められた共和暦の二年で、1793年秋から1794年秋まで、ちょうど恐怖政治の時期にあたります。その一年のあいだに、レニョーは庭にたたずむ裸の三美神を描きました。古代彫刻から受け継がれたポーズで、中央の女神は背を向け、両腕を姉妹の肩に回しています。右の女神はまっすぐこちらを見つめています。三人とも髪に花を飾り、足もとの草にはヒナギクが咲いています。画面は八角形で、高さは二メートルを少し超えます。画家の死後、1830年と1857年に競売にかけられ、1869年に収集家ルイ・ラ・カーズの遺贈によってルーヴルに入りました。

