
Francisco Goya · PD
たばこ番人
作品情報
ストーリー
スペインでは、たばこは王室の専売だった。葉はハバナから届き、セビーリャの王立工場で加工され、街道ではレスグアルドと呼ばれる武装の監視隊が密輸を取り締まっていた。ここに描かれているのはその監視隊である。立っている男の胸には、たばこ税を示す RENTA D TAB の文字が大きく入っている。奥に横たわるのはマドリードの北を閉ざすグアダラマ山脈で、この青にベラスケスの影を見る研究者は多い。ゴヤはこの絵を、エル・パルド宮殿にあるアストゥリアス公夫妻の寝室の控えの間を飾る綴織の下絵として描き、1780年1月24日にほかの10点とともに納めた。請求書に彼自身が記した説明はそっけない。たばこ番が5人、二人は腰を下ろして休み、一人は立って彼らと話している、と。




