
アムステルダムの野菜市場
作品情報
ストーリー
1660年ごろ、ハブリエル・メツーはアムステルダムの運河のひとつ、プリンセングラハトに住んでいて、家のすぐ前で野菜市が開かれていました。奥に並ぶ切妻の家々は、彼が自宅から眺めていた景色です。ただし、登場人物の何人かは舞台からやって来ています。バケツを持った女中の腕を取る真っ赤な服の若者は道化の格好をしていて、ルーヴルはこの二人を、アムステルダムの劇作家ブレーデローが1615年に書いた喜劇「モールチェ」への目配せと読んでいます。当時もまだ大人気だったこの芝居では、口達者な召使いが市場のおしゃべりを繰り広げます。まわりにはキャベツや根菜、石畳にめんどり、柳の籠の上におんどり、においを嗅ぎまわる犬。メツーは地面に落ちた封筒に署名しています。




