
Jan Brueghel the Elder / Peter Paul Rubens · PD
果物と花に囲まれた聖母子の絵
作品情報
ストーリー
花と果実の輪が囲んでいるのは、聖母子そのものではなく、壁に掛けられた額入りの絵である。絵の中の絵という仕掛けで、1618年から1621年ごろのアントウェルペンで板に描かれた。当時、北方の宗教改革派は二世代にわたって聖像崇敬を批判しており、カトリック側の答えのひとつがこの花環の形式だった。ミラノ大司教フェデリコ・ボッロメーオがその普及に最も力を尽くしている。人物を手がけたのはルーベンスで、1637年にはマドリードのレガネス侯爵が所蔵していた。ルーベンスはこの侯爵を、世界でも屈指の美術の目利きと呼んでいる。




